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登山ガイドオフィス サントレイル / 石島竜平の山道ブログ

機能と選ぶポイント?ヘッドライトの話③

 

 

san-trail.hatenablog.com

 

 

先日、明るければいいのか?という話と

 

ルーメンとは何なのか?というのを書きました。

 

 

san-trail.hatenablog.com

 

 

 

今回はヘッドライトにはどんな機能やタイプがあるのか?

 

①明るさ調整機能

②可動時間(照射時間)

③電池or充電式(兼用タイプも)

④防水機能(防水レベル)

⑤照射モード(ワイド、赤色灯、点滅)

 

 

 

 

①明るさ調整機能

明るさについて前回、前々回の記事も併せて読んでください。

最大の明るさも大切ですが、明るさを調整出来ることも大切です。

 

明るさは3段回くらいで調節出来るものがオススメ。ボタンを押す長さによって、自分の好きな明るさに調節出来るタイプもあります(無段階調節機能)

 

 

②可動時間(照射時間)

可動時間(電池持ち)は多くのヘッドライトは照射レベル強で〇〇時間、中で〇〇時間、弱で〇〇時間のように表記されています。

 

下の写真はペツルのティカというライトの性能表

 

f:id:i_ryuhey:20200225111207p:image

 

強(300lm)で使い続けた場合は2時間

中(100lm)で使い続けた場合は9時間

弱(6lm)で使い続けた場合120時間

 

最長〇〇時間などの表記もありますが、それは弱で使い続けた場合の時間なのであまり意味はありませんね。

ティカの場合は最長120時間ということになりますが、ずっと弱出力で使い続ける状況はほとんどありませんので。

 

可動時間の目安は、最大もしくは中出力の可動時間を基準に考えましょう。

何泊するか、どんな行動をするかによっても異なりますが、照射レベルが中で8〜10時間くらいはあった方がいいです。

 

 

③電池or充電式(兼用タイプも)

乾電池式と充電式どちらがいいか?

個人的には充電式もしくは兼用タイプがおすすめです。

 

ヘッドライトで中途半端に使った乾電池をどうするか?というのは、多くの人の悩みの種だったりします。

次回そのまま使うと、歩いている途中で交換しなければならなくなるかも。

毎回新しい電池に交換してから持っていくと、中途半端に使った電池が増えていきます。

 

でも充電式であれば、登山が終わって家に帰るたびに充電しておけば、毎回満タンの状態から使用できます。

最近はモバイルバッテリーを持ち歩く人も多いと思うので、山小屋やテントの中でも充電可能です。

 

充電式のタイプは乾電池も使える兼用タイプになっていることが多いので、予備で乾電池を持っておけば、いざ歩いている時に電池がなくなっても安心です。

 

 

少し話は変わりますが、ヘッドライトの中には電池を入れる部分が後頭部側についている、別ボックス型があります。

別ボックスタイプは一体型よりも電池を多く使用するため、高照度・長時間使用が可能ですが、その分重くなります。

 基本的に山で使うのであれば、一般的な一体型を選ぶようにしましょう。

 

 

 

 

④防水性能(防水レベル)

 

ヘッドライトの防水性能はIP規格という基準をもとに表記されています。

 

IP規格は防水だけでなく防塵の規格でもあり、

IPとはInternational Protectionの略。

 

IPX6やIP4X、IP55といったような表記方法で、IPの隣の左側の数字が防塵レベルを表し、右側の数字が防水性能を表します。

 

IPX4であれば、防塵に関するテスト行っていないのでXで表し、防水レベルは4ですよということ。

IP4Xであれば、防塵レベルは4ですが、防水のテストは行っていないのでXと記載されます。

 

IP55であれば、防塵・防水どちらもテストを行い、どちらもレベル5という表記になります。

 

ペツルの販売元であるアルテリアの下記サイトがわかりやすいので参考までに。

www.alteria.co.jp

 

 

 

 ⑤照射モード(ワイド、赤色灯、点滅)

 

ヘッドライトの機能には、通常の照射モードの他に赤色灯、点滅などの機能があります。

点滅昨日は、遭難時などに自分の居場所を知らせる場面などで使用しますが、通常はあまり使用しないので、なくても問題はないかと思います。

 

赤色灯は小屋の中やテントの中で、消灯後に周りに迷惑をかけないようにするために使います。特に小屋利用の人には必須の機能です。

 

他にも、機種に色々な違いがあります。

足元などの近場は、広範囲を照らせるワイド照射になっているものもあれば、

照射する範囲の明るさが均一になるようなライトもあります(通常ライトは中心が一番明るく、外側に行くほど暗くなっていく)

 

 

まとめ

①~⑤まで色々と書きましたが、自分が行う登山に必要な機能を選ぶことが大切です。

その上で、重さや操作性も検討してみてください。

 

購入する時は、素手でライトを触るので操作性はどれも変わらないように感じるかもしれませんが、実際使用する際は手袋をはめているケースが良くあります。

手袋をしたままでも操作しやすい、ものを選ぶのもポイントです。

 

モードの切り替え方が複雑なもの、結局使いこなせなくなってしまうので、購入する際はその辺も良く検討してみてください。

 

 

ということでヘッドライトの話はここまで~

 

 

 

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長野県安曇野市在住の登山ガイド。

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