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登山ガイド sAn trail / 石島竜平の山道ブログ

樹木医さん

今日は梅雨の合間の久々の晴れ!

 

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長野県の小谷村に来ています。

明日、ガイドの仕事で雨飾山に登るために、これから新潟県側の登山口である雨飾温泉に向かいます。

 

今は南小谷駅で一時間半の電車待ち〜

 

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待合室には、ゴザがあってビックリしました!

おかげでダラダラくつろぎながら書いています。

 

雨飾山のツアーもまた後日書きたいと思います。

 

 

今回は「樹木医」について。

樹木医」という言葉を聞いたことがない人も多いんじゃないかと思います。

 

まぁその名前の通り、樹木のお医者さんです。笑

樹木医の資格は樹木に関する幅広い知識が無いと取れない資格でとても難しい資格です。

 

元気がなくなった樹木を治療するわけですが、何が原因かを判断するのが、凄く難しいようです。

病気、虫の大量発生、気温、周辺環境、原因は様々ですが、もちろん樹木に聞いても答えてはくれませんし、治療してもその結果がすぐに出るわけではありません、、。

 

先日、知り合いの樹木医さんのお仕事の手伝いしてきたのでちょっと紹介したいと思います。

 

 

治療法は様々あるようですが、今回は最先端⁉︎の根っこからの治療です。

 

 

一つはサクラ、一つはマツの木です。

どちらも葉や花の付きが悪くなって元気がなくなってしまっているそうです。

 

作業は、まずは樹木の根を傷つけないように掘り出していきます。

 

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マツの根

 

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サクラの根(掘り出し途中)

 

 

かなり地味な作業ですが、丁寧にやらないと根を傷つけちゃうので慎重に。

 

樹木全体の写真を載せたいところですが、依頼主さんとの兼ね合いがあるので控えておきます。

 

 

樹の根にはいくつかの役割と種類があります。

 

樹が倒れないように支えるのが支持根といわれるもので、その内、真下に生えて支えているのが直根、横に広く伸びて支えているのが側根。

 

それらから吸収根(根毛)という細い根が出て栄養や水を吸い上げています。

この吸収根は養分を吸い上げるだけでなく、実は呼吸しています。

樹木の呼吸というと葉っぱから酸素を取り入れているイメージですが、根っこでも行われているんですね。

 

そのため、酸素を取り入れるため、地面から地下20cmくらいまでの間に吸収根があるそうです。

 

今回はその吸収根を掘り出して、剪定し、また新しくて元気な根が出るようにする作業を行いました。

 

ただ剪定するだけでなく、その樹にあった栄養のある土で根の周りを埋めます。

樹にとって良い働きをする菌も一緒にまきます。

 

そうすることで、樹自身が効率よく養分を吸い上げ、自分で元気になれるようにしてあげるんですね。

 

 

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完成形はこんな感じ

 

あとは元気になってくれるのを願って待つばかり。

 

半年後、一年後が楽しみです。

 

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長野県安曇野市在住の登山ガイド。

関東近郊の低山から憧れの北アルプス南アルプスまで様々な山をご案内いたします。登山未経験者の方もお気軽にお問合せ下さい。

 

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