白馬エリアの高山植物②
「白馬エリアの高山植物① - sAn trail」は下記のリンクからどうぞ。
今年は本当に雨が多かったと思いますが、この調査期間は幸運にも雨に降られることなく歩くことができました、本当にラッキーでした!
2日目は清水岳方面へ。
シコタンソウ
基本的に、写真のように株でまとまって咲きます。
よく見ると花びらの中に、赤や黄色、緑などの色があるのが特徴的です。
タカネツメクサ
ミヤマツメクサとよく似ていますが、正直見分けはかなり難しいと思います。
萼片の長さや花弁の筋、葉の太さや、葉の縁に生える毛などで見分けます。。
タカネに比べて、ミヤマツメクサは絶対数が少ないとのことなので、
基本的にはタカネツメクサとしています。
イワツメクサ
白くて可愛い花。
花弁は5枚。10枚に見えるのは花弁の付け根近くまで深く切れ込んでいるため。
爪くらい小さいというところから、高山のツメクサ類はこの名前になったそう。
ミヤマダイコンソウ
葉がダイコンの葉に似ていることからこの名前に。でも実際には全然似ていません。
ではなぜ?というのはガイドのお客様にはご案内しますよ〜
ハクサンイチゲ
高山植物の代表的な花ですね。
タカネヤハズハハコ
まだちゃんと開いていません。
ミネズオウ
葉がスオウ(イチイ)という木の葉に似ていることから、峰(高山)に咲くスオウという名に。
イワカガミ
清水岳方面
剣岳、立山方面
ミヤマダイモンジソウ
エゾシオガマ
例年と違って雨が多かったせいなのか?
今年はこの花がとても多くみられました。
コマクサ越しの剣岳
雪倉岳と朝日岳
よく見ると朝日平の朝日小屋も見えます。
オオヒョウタンボク
イブキトラノオ
ウラジロハナヒリノキ
ミヤマリンドウ
ツガザクラ
アカモノ
この個体はピンク強め
ミヤマタネツケバナ
チングルマ
ハクサンチドリ
リンネソウ
2個セットで咲くので夫婦花ともいわれます。
タイツリオウギ
ミヤマウイキョウ
ホソバツメクサ
小さな星形に見えます。
タカネバラ(タカネイバラ)
タカネスミレ
ハクサンイチゲ
ハクサンコザクラ
ミヤマアズマギク
ヒメイワショウブ
ミヤマムラサキとイブキジャコウソウ
ヒメクワガタ
ミヤマリンドウ
クロウスゴ
ミヤマシオガマ
コケモモ
イワギキョウ
チシマギキョウとの違いは花冠に毛があるかどうかで見分けられます。
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
タカネヤハズハハコ
これはさいてるやつ
チングルマ
花のあと
杓子岳と白馬鑓ヶ岳
1日の終わり
この日もいい1日でした。
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長野県安曇野市在住の登山ガイド。
憧れの北アルプスや南アルプスから関東近郊の低山まで様々な山をご案内いたします。登山未経験者の方も道具の購入からサポート致します。
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紅葉の涸沢カール
紅葉の涸沢カールに行ってきました。
今回のお客様は、昨年の9月頃に放送されたBSフジの絶景百名山
「南アルプス縦走」をご覧いただいたことがきっかけになりました。
ご連絡いただいてから、コロナのせいもあってなかなか予定が合わず、約一年越しでお会いすることが出来ました。
2020/10/3-4
お客様は東京から夜行バスで現地入り。
ということで上高地バスターミナル集合!
ガイドの私は、沢渡に車を停めてバスで上高地バスターミナルへ。
さわんどに車を停めるのにも時間がかかり
さらにタクシーもバスも行列。
おかげで、上高地から明神館までダッシュ。笑
河童橋
涸沢やその付近の紅葉がピークの時期の土日ということもあって、上高地からの道は人、人、人。
前穂
横尾からの道は渋滞。
わかったはいたけど、やっぱり山で人込みは嫌ですね、、。
屏風岩
本谷橋
人は多いけど、涸沢に近づくほど紅葉が綺麗になっていきます🍁
遠くに奥穂と涸沢岳
天気はどんよりで紅葉は映えず、、
それでもやっぱり綺麗
奥穂と涸沢岳がだいぶ近くに。
ここまで来れば涸沢ヒュッテはもうすぐそこ!
ヒュッテに到着!
お疲れさまでした!
おでん、カレー、ラーメン
紅葉がいい感じです。
涸沢名物のテント村
今回はお客さんがテント泊を希望されたので、我々もこのテント村の一部になりました。
自分たちのテントの写真を撮り忘れてしまいましたが、、
テントを張ったあとは涸沢小屋を通って散策へ
お客さんが晴れ女だったようで、
どんより天気だったのが、散策を始めると青空に。
持ってましたね〜
紅葉が青空に映えますね
めっちゃ綺麗
これまたいい感じ〜
前穂北尾根
人気のバリエーションルート
涸沢岳と北穂高岳
奥に常念岳。右に屏風の頭
いつまでも見ていたい景色
テント村の夜景も絶景!
この時期の涸沢は人が多いのが難ですが、、、
このテント村の夜景は人が多くないと見られない景色です。
そして多ければ多いほど綺麗な夜景になるんですよね。
生で見ると圧巻!一見の価値ありです(^^)
翌日の帰り道は徳澤園の釜焼きピザ!
夏山が終わって寂しいですが、
秋の山もまたいいですね。
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白馬エリアの高山植物①
夏の暑い時期のことですが、高山植物調査のお仕事で白馬エリアに行ってきました。
私はガイドであって植物の専門家ではないので、もちろん補助作業&登山のサポート。
今回ほど植物をよく観ながら歩くことは今までなかったのでとてもいい経験になりました!
やっぱり専門家は凄い!
2020/7/31-8/3
猿倉から入山して大雪渓を登り、白馬山荘泊。
白馬山荘をベースに、清水岳方面や白馬槍・天狗山荘方面、白馬山頂エリアを調査。
道中見かけた花をいっぱい紹介しまーす!
猿倉山荘から出発!
ヤマホタルブクロ
ホタルブクロとの違いは萼片で見分けます。
タマガワホトトギス
ミソガワソウ
木曽川の支流の味噌川で多く見られたことから付けられたそう。
オオレイジンソウ
モミジカラマツ
オタカラコウ
大雪渓入口!といってももうちょっと先
白馬尻
今年は白馬尻小屋は休業。
毎年、たたんだり、建てたりご苦労様です。
オオヒョウタンボク
赤くなる前の実です
アラシグサ
ハルザキヤマガラシ(セイヨウヤマガラシ)
ヤマガラシではなくたぶんハルザキ
振り返れば奥には戸隠山が見えています
ミヤマカラマツ
花が終わって種ができ始めています。
ムラサキで綺麗ですね〜
大雪渓に突入!
8月頭にして小雪渓が通れなくなったそうなので、6本爪の軽アイゼン
大雪渓を歩く
ぞろぞろいるけど今年はコロナで少ない。
もうすぐ大雪渓終わり
ミヤマキンポウゲ
キンポウゲのことを英語ではバターカップと言いますが、花の内側がバターを塗ったようにテカテカしていることに由来します。
ヨツバシオガマ
クロクモソウ
ミヤマクワガタ
虫のクワガタと名前の由来は同じで、兜の額の部分に付いているV字形の装飾の鍬形(くわがた)を連想させることから。
それは2本の突き出た雄しべのことかと思いきや、そうではなく里に咲くクワガタソウという植物の実についている萼片が由来になっています。
ややこしいですね。笑
こういう話は文章で伝えるのは難しいので、実際に植物を見ながら話すのが一番!
ということで、ガイドのご依頼お待ちしてます。笑
渡渉
ハクサンフウロ
紫色が鮮やか!
ムカゴトラノオ
クルマユリ
輪生する歯を車輪に見立てて
テガタチドリ
ラン科だよ
オオカラマツ
別名をコカラマツといいます。
どっちやねん!
ウルップソウ
シロウマオウギ
イワオウギなどに比べるとずっと数が少ないレア物!
ベニバナイチゴ
その名の通り鮮やかな紅色
キバナノコマノツメ
スミレだよ!
シナノキンバイ
キンポウゲ科
ミヤマシオガマ
ハマウツボ科
タカネシオガマ
ハマウツボ科。この2種はどっちがどっちかわからなくなる系代表。
アオノツガザクラ
コウメバチソウ
ウメバチソウとほぼ一緒だけど、仮雄しべの数で見分けます。
イワツメクサ
ナデシコ科
白馬山荘に到着〜
部屋
2畳の部屋に1人!快適でした〜
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