クサリ場の支点
ほとんどの人が信じて疑わずに使っている登山道のクサリ。
長い年月をかけて、こんなになっちゃったみたいです。
ちなみにこれは八海山です。
八海山はかなり危険な場所に登山道があるので、クサリを使っていて、それが切れたりしたら高確率で死んじゃいます。
もちろん全てがこの写真のようなものばかりじゃないですけどね。
でも全国各地のクサリ場、よく見たら上の写真のようなものが、いっぱいあるので要注意!
有明山
クサリがサビサビで明らかに古ければ、
『これ大丈夫?』って疑う心が生まれるので、まだいいんだけど、、、
場所によってはクサリはステンレスでピカピカなのに、それを止めているアンカーだけがサビサビボロボロだったり、なぜかクサリの先が古いロープに繋がってたり。
みなさん!クサリを使う前には、少し疑って、確かめてみましょーね
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長野県安曇野市在住の登山ガイド。
関東近郊の低山から憧れの北アルプスや南アルプスまで様々な山をご案内いたします。登山未経験者の方もお気軽にお問合せ下さい。
高妻山・飯縄山②
一不動避難小屋からは小ピークの連続でアップダウンが続きます。
このルートは修験道の修行の道としても知られ、ルート上の所々に十三の仏と菩薩が祀られています。
一不動から始まり二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀、十一阿閦、十二大日、最後は乙妻山に十三虚空菩薩が祀られています。
修験道についてはまた今度触れられたらいいなと思います。
一不動からの戸隠牧場と飯縄山
三文殊付近からの高妻山。
紅葉が少し始まっていました。高妻山はまだまだ遠いですね〜
黒姫山と紅葉
六弥勒を過ぎて黒姫山を振り返った写真です
九勢至からの高妻山
角度が変わるとまた雰囲気が変わりますね。
あまり九に見えないかもしれませんが、この先からガツンと急になります。
髭スリと呼ばれる急登の手前にちょっも珍しい植物が、、、
ヒカリゴケ
明るいので、わかりづらいですがヒカリゴケというコケです。岩と岩の間の暗いところなどに生えています。
自分で発光しているわけではなく、反射板のように光を反射しているので、光っているように見えるんです
髭スリを登りきれば山頂までもうすぐ!
高妻山山頂!
後ろには戸隠連峰の西岳が見えています。
高妻山から先に行けば乙妻山に続いていますが、今回のツアーではここまで。
高妻山からの下山
写真左のピークが五地蔵山、写真中央のコルのあたりが一不動避難小屋、写真右が戸隠山です。奥には飯縄山も。
六弥勒からの弥勒新道は、急で滑りやすいので要注意。
弥勒新道の途中はブナ林がとても綺麗ですよ〜
写真はありませんが、、笑
途中に生えていたツルリンドウ
戸隠牧場に降りた後は、蕎麦やソバアイスがおススメですよ〜
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高妻山・飯縄山①
初の添乗業務で高妻山と飯縄山に行ってきました。
今回はツアー登山の添乗員さん!
なので、ツアー中は一番後ろを歩きました。
ガイドとして前を歩くのとは、また違って勉強になりますね。
ガイドさんは戸隠ガイド組合のお2人!
2人とも、とても良い雰囲気のガイドさんでお客さんも楽しそうでした!
1日目は朝、新宿を出発してお昼前に戸隠着。準備をしてそのまま飯縄山へ。下山後は戸隠のステキな宿に宿泊。
2日目は宿を早朝に出て5時に登山口を出発し、高妻山を登って降りて新宿にカムバック!
今回のメインは百名山の高妻山に登ること!
高妻山はそんなに有名ではありませんが、戸隠連峰の最高峰で、景色も良く、ルートも変化に富んでいて、とてもいい山なんです。
ただ営業小屋がないので、日帰り登山が必須なためハードですが。
(途中にある一不動避難小屋は、原則的に利用可能なのは緊急時のみとされています)
1日目の飯縄山は西登山口から登り、南登山道を下山しました。天気が良く、景色もバッチリでした。
西登山道の雰囲気はこんな感じ!
カラマツやミズナラ、ブナなどがいい雰囲気の森歩き。
標高1700m付近を超えるとパッと景色が拓けて、戸隠山、北アルプス、高妻山、長野市方面、浅間山なんかが綺麗に見られます。
写真右が戸隠の西岳付近、写真奥が北アルプスです。右から白馬三山、不帰キレット、五竜岳、鹿島槍ヶ岳
山頂まで行けば、さらに妙高山、黒姫山、斑尾山、苗場方面までバッチリ!
山頂はすぐそこでしたが、
ちょっと体調の悪いお客さんがいたので、私は山頂まで行かずに、南登山道の分岐でお客さんと一緒に待機。
景色を見ながら楽しくおしゃべり待機。笑
下りの南登山道は、飯縄山の修験道の修行の山としての歴史?が色濃く残る道。
第十三虚空菩薩像
今回は降りましたが、南登山道の入口である一ノ鳥居なら順に石仏が13体置かれています。
この日のお宿は戸隠スキー場近くの樅の木山荘さん。
ロビー
食堂
夕食は出来たてを一品ずつ出してくれるので、
暖かくて美味しかったですよ。
一品ずつ出てくるので短気な人には向きませんが。笑
翌日は高妻山に向けて5時に戸隠牧場を出発!
まずは一不動避難小屋を目指して歩きます。
最初の沢沿いは比較的緩やかですが、不動滝に近づくにつれて徐々に急になっていき、不動滝の落口からガツンとさらに急になります。
滑岩(なめいわ)の鎖場
滑りそうな名前の通りです。笑
慎重に登りましょう。
帯岩の鎖トラバース
帯岩と呼ばれる1枚岩の鎖場をトラバースします。
写真ではそんなに急に見えませんが、右下は切れ落ちているため、落ちたら助かりません。
トラバースを終えて、不動滝の脇にある短い急な鎖場を抜ければ、このルート上で唯一の水場が待っています。
氷清水(旧一杯清水)
名前の通りかなり冷たい美味しいお水!
このあたりは風穴がありそこから冷風が出ているようなのですが、この風穴の影響で冷たいようです。
氷清水を出て急な登りを頑張ると、一不動避難小屋に到着。
ここで一息着きます。
高妻山まではの道のりは、まだまだ長いですよ〜。
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